再び「全てのゲームはここに集まる」のか―「SCEJA Press Conference 2015」レポート

2015年09月16日 16:23
2015年9月15日、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアが都内で「SCEJA Press Conference 2015」を開催しました。毎年TGS開催にあわせて実施される恒例のカンファレンスであり、国内におけるプレイステーションの戦略はもちろん、ファースト・サードパーティーの新作タイトルが多数発表される場であることから、会場に集まった関係者やネット配信を視聴するゲームファンから大きな注目が寄せられました。
 
 
 
はじめに登壇したのは、ちょうど昨年のTGS前カンファレンスでもプレゼンターを務め、就任からおよそ1年をむかえるSCEJAプレジデント盛田厚氏。最初のトピックはもちろん「PlayStation 4」です。盛田氏によると、PS4のタイトル数は1年前にくらべると4倍に増加したといい、ラインナップの充実ぶりを強調。ゲームメーカー各社のPS4プラットフォーム参入が活発で、まさにハード世代交代の完了を感じさせます。
 
 
 
次は、ゲーマーにはおなじみSCE WWSプレジデントの吉田修平氏が、ファーストパーティースタジオの新作タイトルを紹介。長い間プレイヤーから待たれていた『Bloodborne』の大型エキスパンション「The Old Hunters」が満を持して発表。1年前に発表された「みんごる」最新作は、正式名称が『New みんなのGOLF』に、発売時期が2016年に決定。『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝(Uncharted 4)』が海外と同時発売されるのも洋ゲーファンにはうれしいニュースです。
 
ファーストタイトルの発表で最も大きくフィーチャーされていたのは『GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において彼女の内宇宙に生じた摂動』でしょう。かつてPS Vitaでリリースされ、国内外で高い評価を受けたSCEジャパンスタジオの新IPであり、新たにPS4バージョンの発売が決定。そして、「GRAVITY DAZE PROJECT」と銘打ったフランチャイズ展開で、スペシャルアニメの制作やフィギュア付き限定ボックス、さらにはPS4続編『GRAVITY DAZE 2』のサプライズ発表まで飛び出しました。
 
 
 
サードパーティー各社の発表はおよそ1時間にもせまる長丁場。PS4といえば、これまで海外開発のトリプルAタイトルが主軸で、本発表会でも、Ubisoftから『For Honor』、『アサシン クリード シンジケート』、Activisionから『Call of Duty: Black Ops 3』、スクウェア・エニックスから『Just Cause 3』といった新作が日本のユーザーにむけて披露されましたが、主役は国産タイトルです。
 

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